語呂合わせ


猿野 葵。
どうにも、しっくり来ない。
僕はノートに書いた文字を一気に消した。
遠く、何の保証も根拠もない、遠い未来のことを、思った。
どう足掻いたって、同性同士の僕らだから。
有り得ないことなんだけど。
それでも、好きで。
大好き過ぎて。
思わずには居られなかった。
猿野、葵。
もう一度、ノートに書く。
小さなその文字は、何だか強い説得力を持って、僕に迫ってくる。
猿野 葵。
ちっともしっくり来なくて、語呂だって悪いけれど。
猿野 葵。
それでもこれは、世界で一番幸せな三文字だ。
少なくとも、僕にとっては。











++++++++++

こんな乙女チックなことをしちゃう司馬くんが、西川は大好きです。



戻る


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送