次回のお楽しみに
「葵くん?そろそろいいわよね?」 今僕は、非常にせっぱつまってる。 ここは紅印さんの部屋ベッドの上。 押し倒される僕。 僕のシャツに手をかける紅印さん。 サングラスはとっくに外されてる。 そう説明すれば、この状況をわかって貰えると思う。 紅印さんは、にっこり笑って僕の返事を待ってるけれど、目は笑ってない。 優しい言葉の裏側には、 「どれだけ待ったと思っとるんじゃボケ!!」 なんて言葉が、あるような気がしてならない。 考え過ぎかもしれないけど。 僕は、笑ってごまかそうとしたけど紅印さんはまた一つ、 僕のシャツのボタンを外した。 付き合い始めて一ヶ月僕はまだ早いと思ってるけど、 紅印さんはそうじゃないようで。 「いいわよね?」 指が僕の胸に触れる。 身体がぎゅっと縮こまる。 「ココ触られるの初めて?」 シャツの中で、するっと紅印さんの指が滑った。 「んゃっ///」 思わず洩れてしまった声に、僕は慌てて口を手で塞ぐ。 「ふふ、可愛い声ね」 紅印さんは手を口からどかせると、僕の唇を塞いだ。 生暖かい舌が、ゆっくり入ってきて、逃げる舌を追う。 角度を変えたり、歯列をなぞられてる内に、身体の力が抜けてゆく。 唇が離れると透明の糸が、僕達を繋いだ。 紅印さんはそれを指で掬い、唾液で濡れた僕の唇を舐めた。 「っ…///」 「美味しかったわ。でも、こっちの方も食べさせてくれたらもっと嬉しいんだけど」 紅印さんは、僕の中心をそうっと撫でた。 (ぶんぶんっ) 僕は、慌てて首を振る。 「そう…でも、次は待たないわよ?」 微笑む紅印さんの目は、やっぱり笑ってなくて。 いつもの穏やかな紅印さんは、実は演技なんじゃないかと疑ってしまうけれど。 でも、好きなんだし、次からはいいかもしれないと思ってしまうこと自体、 紅印さんの作戦かもしれないと思ってしまうのだった。 -END- +++++++++ 初の紅馬です。 西川が紅印さんをオカマキャラとしか認識していないため、こんなことになってしまいました。 すみません。 てか微妙にキャラ違うような…。 精進します。
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