ロンリーロンリー



 

恐ろしい夢を見た。

誰もがいなくなってしまう夢。

キャプテンや蛇神先輩達ならまだしも

猿野や比乃まで・・・。

 

僕は誰もいないグラウンドにぽつんと1人、

マウンドに立っていた。

何も音がしなかった。

何も生きているものがいなかった。

何も、何も、何も・・・

僕は静かすぎて頭がそうにかなりそうだった。

とんでもなく大きな恐怖の波が孤独の海にぶち込まれた僕に襲い掛かってきた。

ただ独りでいるだけなのに・・・

特に何もしていないのに・・・

人恋しくて、人恋しくてどうにも出来なくて・・・

ただ僕は泣いている事しか出来なくて・・・

マウンドの上でうずくまってすすり泣いていた。

「さる・・・の・・・猿野・・・」

呼んだのは大好きな人の名前。

呼んでも来ないとは知っていたけれど呼ばずにはいられなかった。

今すぐにでも抱きしめて欲しかった。

熱く、きつく・・・

でも、それがしてもらえないと分かるとよけい孤独が大きくなって

ますます涙が零れた。

そんな哀しい夢だった。

 

「・・・!!」

司馬は恐ろしさに目を覚ました。

いつもどうり事が終わったベッドの上で。

そっと隣を見て猿野がいつもどうりいびきをかいていることにほっとして

また涙が流れた。

とたんに抱きしめずにはいられなくなってぎゅっとしがみつく。

猿野の体温の温かさにますます安心して涙が頬を伝う。

「ん・・・司馬ァ?」

司馬の体温に反応したのかくぐもった声がした。

彼が泣いているのに気がつくと猿野はまどろみから覚めていった。

「どうした?」

猿野の手が背中で交差されてゆく。

安定感のある腕が司馬の背中で。

「・・・こわい夢を見たの・・・」

「ああ、それで?」

「・・・みんなが・・・猿野が・・・どっかに行っちゃって・・・

独りぼっちになっちゃう夢・・・」

「バーカ」

猿野が司馬の泣き顔にこつんと額をぶつけてきた。

いつものいたずらでも思いついたような笑顔が見える。

「お前を置いて俺がどっかに行くわけねぇだろ。ってかそんなことしねーよ。

神かけたっていいぜ。」

「じゃあ・・・約束して・・・できれば・・・死ぬまで僕と一緒にいて・・・」

 

 

お願いします。そう約束してください。

僕は君がいないと死にそうだから・・・

 

 

 

 

 



おまたせしましたぁ〜!!西川様!どうにかできましたシリアス!!

いや、二次創作となると甘々ぐらいしか書けなくなってしまうので

頑張りました(汗汗;)その上私、学生なもんでテスト期間に

飲まれまして・・・なかなかUPできなかったんで・・・

本当にごめんなさい!!こんなものでよかったらどうぞ

焼くなり煮るなりはたき切るなりゴミ箱に捨てるなり・・・

本当にすみませんでした。あ、それと遅れましたが

相互感謝してますvv





Space Magic の俵 波留様から頂いてしまいました。 猿馬シリアスですよ。 西川の大好きなシリアスですよ!! シリアス苦手だとは知らず、リクしてしまい、すみませんでした。 でも、こんなに素敵小説が書ければ、書けないなんてことは絶対にないですよ! 男前な猿野くんがヤバいですよ! 男前猿野君が大好物の西川には、たまらんものがありました。 しかも行為のあとですよ!二人が並んでベッドに寝てるとこ妄想したら、萌え死ねますよ!!
では、相互本当にありがとうございました♪

戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送